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ORSat 22.03.18

「働きがいのある職場づくり」の実現に向けてシステムコーチングを活用【前編】 / アストラゼネカ株式会社

「働きがいのある職場づくり」の実現に向けてシステムコーチングを活用

【前編】共通の目的を達成するために、「Vision 2025」という戦略を展開(今この記事を読んでいます)
【中編】勇気や気づきをもたらしたシステムコーチングの学び
【後編】アルケミーへの参加で、最強のパートナー&最強のサポーターに変化

現在、CRR Global Japanで提供しているORSC(Organization & Relationship Systems Coaching=システムコーチング)プログラムには、「基礎コース」「応用コース」「プロフェッショナル実践コース」に加え、応用コースで学ぶようなことを自組織で実施したいと考えている方たち向けの「組織内チームコーチ養成コース」が昨年からスタートしました(=図参照)。

図:ORSC(システムコーチング)プログラム

これらのコースでシステムコーチングを学び、社内で活用する方々が増えています。英国・ケンブリッジに本社を置き、世界100か国以上に拠点を持つ製薬会社のアストラゼネカも、そうした取り組みをされている企業の一つです。

今回は、アストラゼネカ株式会社の人事本部長である奥村由香さんと、人事本部・I&D推進室及び組織開発リードの瀧口美穂さんに、どのようなきっかけでシステムコーチングを学び、どう職場で活かしているのか、【前編】【中編】【後編】の3回に分けてお話を伺います。

奥村由香さん 瀧口美穂さん

【前編】共通の目的を達成するために、「Vision 2025」という戦略を展開

社会と会社への貢献で、「働きがいのある職場づくり」の実現を目指す

――まず、お二人のお仕事について聞かせていただけますか?

奥村さん:私は人事の責任者をしています。当社の活動すべての原点になる共通の目的は、「サイエンスの限界に挑戦し、患者さんの人生を変える医薬品を届ける」です。これを達成するために、社員が約3,000人いる日本では「Vision 2025」という戦略を立てています。

「Vision 2025」には3つの柱があります。そのうちの1つがGreat Place to Work、日本語で言うと「働きがいのある職場づくり」です。「働きがいのある職場づくり」とは、大きく2つに分けることができます。1つが「社会への貢献」、もう1つが「会社への貢献」です。社会への貢献というのは、いわゆるCSRとかSDGsを指します。会社への貢献は、社員目線で働きやすい会社であること、社員の育成ができている会社であること、ワンチームであることを通じて「働きがいのある職場づくり」を実現できると考えています。

その実現に向けて、人事としては「人と組織を育てる」をビジョンに掲げ、組織開発を始めとする様々な取り組みをしています。“人を育てる”という話はよく出ますが、ここに“組織を育てる”という言葉をこだわって入れています。どんなに優秀な人が集まっても、1+1+1が3でしかない状況よりも、1+1が4.5とか5みたいなチームになれれば、会社として、最終的には世の中の患者さんや患者さんを取り巻くご家族のために貢献できると思っています。そこが組織開発と結びついています。

チーム

瀧口さん:私は奥村さんの下でI&D推進室及び組織開発のリードとして、I&D(Inclusion&Diversity)を推進すると共に、組織開発のプラクティショナーとしても仕事をしています。I&Dは、「働きがいのある職場づくり」の「会社への貢献」の中で根幹となる考え方の1つです。このI&Dを推進していくにあたり、関係性の質を上げていくということがインクルージョンにつながっていると思っています。それは、ありのまま思っていることをしっかり伝え、周りの人もいったんそれを受けとめる。それが本当のインクルージョンです。そこに遠慮があると、関係性の質はなかなか高まりません。

健全な対立や衝突を受容できることが、本当の意味での「心理的安全性」だと考えています。心理的安全性は仲良しクラブではなくて、とても厳しいことも言い合える関係性だと思います。そういうマインドセットの組織にしていかないと、いつまでたっても関係性の質は上がらないのではないでしょうか。当社は、率直に言いたいことを言える文化がありますが、職種によってはまだ少しトップダウンが強いところもあります。


――先程、奥村さんが「人と組織を育てる」というビジョンに向けて様々な取り組みをしていると話されていましたが、どのような取り組みをしているのですか?

組織開発をすることでアウェアネスが高まり、組織に良い成果をもたらす

奥村さん:まず、人事としては優秀な人たちを惹きつけ、帰属意識を高める取り組みをしています。そして、働く人々が高い成果を出す組織になることを目標にしています。高い成果を出す組織になるためには、それぞれの組織に即した組織開発が必要です。組織開発をすることでアウェアネス(気づき)が高まり、それが組織に良い成果をもたらすと考えています。

全体的にみると、当社は風通しが良い会社だと思います。また、「やってみなはれ」という文化があり、自分が出したアイデアをボトムアップで実現できる機会があります。その一方で、仕事の進め方が旧態依然としていたり、「上司はこうあるべき」「組織はこうあるべき」という古典的な考えも所々あります。人も組織も常に成長し続けるためには、組織開発が必要です。組織開発を行っていくために、当社ではシステムコーチングを活用しています。

――【中編】では、システムコーチングを学ぼうと思ったきっかけや、職場でどのように使われているかを聞いていきます。

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