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ORSat 22.03.07

【前編】なぜ「組織内チームコーチ養成コース」に参加したのか?/パナソニック株式会社 オペレーショナルエクセレンス社 

組織が自ら動き出すことを支援する「組織内チームコーチ養成コース」
/ パナソニック株式会社 オペレーショナルエクセレンス社 

【前編】なぜ「組織内チームコーチ養成コース」に参加したのか?(今この記事を読んでいます)
【中編】「組織内チームコーチ養成コース」での学び
【後半】システムコーチングを職場でどのように活かしているか?

社会の急激な変化が起きている今、外部環境への適応や組織内部の調整など、ミドルマネージャーの仕事は増大しています。その結果、目の前の成果を上げることに追われ、チーム・組織の活力が停滞しているという話を耳にするようになりました。

そうした現状を受け、CRR Global Japanでは、組織全体が成長していくためにはミドルマネージャーをサポートする「組織内チームコーチ」が必要だと考え、「組織内チームコーチ養成コース」をスタートしました。

今回は、2021年7月~12月に行われたコースに参加されたパナソニック株式会社 オペレーショナルエクセレンス社 組織・人材開発センター 組織開発推進室の礒貝あずささん、戒能直美さんと、その上司である室長の前川督之さんに、このコースに参加された理由や得られた学び、今後その学びをどのように活かしていきたいかなどについて伺いました。【前編】【中編】【後半】の3回に分けてご紹介します。

左から大西達也さん、礒貝あずささん、戒能直美さん、前川督之さん

【前編】なぜ「組織内チームコーチ養成コース」に参加したのか?

事業場の直接支援、自走支援、啓発・啓蒙活動を通じて「組織開発」

――まずは、皆さんがどのようなお仕事をされているか教えてください。

礒貝さん:一言で言うと、組織開発です。組織・人材開発センターという名称には、人材開発だけでなく、組織全体の関係性をより良くする活動を増やしていこうという意図が込められています。私たちの具体的な活動としては、大きく3つ掲げています。

1つ目は、事業場の直接支援です。事業部や工場などの各事業場に第三者的に入って支援をします。今回学んだORSC(Organization & Relationship Systems Coaching=システムコーチング)をすることもありますが、事業場の問題を皆さんの中から出してもらい、対話の場を作ったり、次のアクションを一緒に考えるということをやっています。

2つ目は、自走支援です。私たちは4人で活動をしているのですが(2022年1月末に1人退職)、4人で日本の全社員7万人をサポートするのは難しいというのが以前からありました。そのため、それぞれの職場で自らが動いていく人を増やす「自走支援」という形で、中心的なメンバーになる人を育てる養成講座を行っています。そこでは講座と実地の組み合わせでやっていますが、体験学習という形で、講座と講座の間に対話の場の企画や当日進行を実践していただき、やってみてどうだったのかを次回の講座で聞く構成にしています。

なぜ「組織内チームコーチ養成コース」に参加したのか?

3つ目は、啓発・啓蒙活動です。組織開発で具体的におこなっていることをはじめ、いろいろな情報をメルマガで発信したり、ウェブサイトで発信したり、毎月勉強会をしたりしています。

前川さん:パナソニックでは組織開発を「人と組織がもともと持っているポテンシャルを引き出すことにより、成果と自己実現を促進する活動」と定義しています。そのためには何でもやります。そこに向けて、例えばリテラシーを上げていくとか、そこに繋がるように現場をサポートすることが大きな活動です。

――そうした活動をされている戒能さんと礒貝さんが、「組織内チームコーチ養成コース」に参加されようと思った理由は何ですか?

システムコーチングで「上司と部下の関係性」を何とかしたい

戒能さん:私は2018年に組織開発推進チームのメンバーになりました。前川さんと一緒に組織開発の支援へ行った時に前川さんがシステムコーチングの知恵を使っているのを見て、「私もやりたい」と興味を持ったのがきっかけです。

事業場の支援をしていく中で、組織開発の肝は部課長だなと感じて。「上司と部下との関係性」を何とかしたいと思った時に、システムコーチングが使えると思いました。

まず2019年にシステムコーチングの基礎コースを受けたのですが、応用コースへ進む前に個人を支援するパーソナルコーチングを学ぼうと思い、CPCC(Certified Professional Co-Active Coachの略。株式会社ウェイクアップCTIジャパン認定資格)を取得しました。その後、システムコーチングを学びたいと思っていた時に「組織内チームコーチ養成コース」の案内が来たので、上司に「行きたい」とって言って行かせてもらえることになりました(=図1参照)。

図1:ORSC(システムコーチング)プログラムにおける「組織内チームコーチ養成コー ス」の位置づけ
組織内チームコーチ養成コース:CRR Global Japanが提供している応用コースの内容を、自組織にてシステムコーチングを実施したいと考えている方たちだけを集めて実施している。

――「上司と部下との関係性」にシステムコーチングが使えると思われたとのことですが、そこをもう少し聞かせていただけますか?

戒能さん:私たちは組織開発の支援に加えて、1on1ミーティングの推進もおこなっています。課長に対してのコーチング研修や、部下に対して1on1でどういう風に対応するかという研修をした時に、何かうまく噛み合っていないと思ったんです。課長は部下に良かれと思っていろいろなことをするのですが、部下は鬱陶しいと思っていて。

この食い違っているところの間に入って何とかできないかなと思っていました。その時に、システムコーチング、関係性に関する知恵があったらうまくいくのではないかと。課長に対するパーソナルコーチングに加えて、チームのコーチングができれば良いなと考えました。

礒貝さん:私は戒能さんに「これや!」って、組織内チームコーチ養成コースにものすごく熱く誘われたんです。システムコーチングの通常の応用コースもすごく魅力的ですが、組織内で変革を推進する私たちにとっては、組織内チームコーチの養成が組織の中に必要だということにピンと来た感があって。CRR Global Japanにはファシリテーションやリーダーシップついて学ぶ「アルケミー」(注)というコースがあって、それは受けたことがあったのですが、システムコーチングは基礎コースもまだ受けていませんでした。「組織内チームコーチ」という新しいコースは、私たちがやりたいことにピッタリだと思い、上司に「行きたい」と訴えました。

アルケミーコースの様子

(注)アルケミーコース
https://crrglobaljapan.com/facilitation/alchemy/

――お二人から「組織内チームコーチ養成コースに行きたい」と言われて、どう思われたのですか?

「組織が自ら動き出す」ための知恵を持っているシステムコーチング

前川さん:ぜひ、と思いました。なぜ許可をしたかというと、私はもともとシステムコーチングを学んでいたんです。組織ってなかなか動かなくて、現状を受け入れるのも大変なんですね。忙しすぎて足元の実態に目を向けてないというのもありますし、目を向けたら怖いというのもあります。方向性を外から与えることはできるのですが、やはり自分たちで動き出さないと変わりません。

私は元々経営企画部門にいて、戦略は大事だと思っているのですが、組織は戦略やロジック、方法論だけでは動かないんです。人と人との関係性も大事です。システムコーチングは、組織が自ら動くために、すごく良い知恵を持っていると思います。この知恵を持っている人が組織開発の活動に増えたら良いなという思いがあり、二人が受けたいというのであれば、ぜひそれを学んで活かして欲しいと思い、送り出しました。

――【中編】では、「組織内チームコーチ養成コース」でどのような学びがあったかについて聞いていきます。

(ORSCCのライター:大八木智子)

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